松本教会 プロテスタント 日本キリスト教団松本東教会

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クリスマスの由来を教えてください

 クリスマスはイエス・キリストの誕生日です。その祝いをします。しかし単純なお祝いではありません。クリスマスという言葉の意味を考えれば、そのことが分かります。「クリスマス」は、「キリスト」と「ミサ」という言葉の合成語です。「キリスト礼拝」という意味です。二千年前のクリスマスのとき、主イエスがお生まれになり、羊飼いたちや博士たちがやって来て、キリストを拝みました。礼拝をしたのです。そのことを表しているのがクリスマスです。

 それではクリスマス、つまりイエス・キリストの誕生日は12月25日なのでしょうか? 実はそれははっきりとは分からないのです。聖書のどこにもクリスマスが12月25日とは書かれていません。クリスマスの由来には諸説ありますが、最も有力なのが、ローマ帝国のお祭りに関係があったのではないかという説です。ローマ帝国では冬至に太陽のお祭りがなされていました。一年で最も太陽の光が少ない時です。その説によると、その時期に合わせて、クリスマスが祝われるようになった。私たちが最も光を欲するときに、光が現れたことを祝います。まことの光であるイエス・キリストが現れて、私たちを照らすことは、ヨハネによる福音書第1章や第3章などにも記されていることです。「その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。」(ヨハネ1:9)。

 もう一つのクリスマスに関係する日付は1月6日です。この日を公現日(エピファニー)と言います。イエス・キリストが公に姿を現した日です。これもはっきりとはしませんが、博士たちが主イエスのもとを訪れた日と言われ、主に東方教会でのクリスマスはこの日に祝われるようになりました。そんなこともあり、欧米のクリスマス期間は12月から1月6日まで続きます。

 クリスマスはこのようにイエス・キリストの誕生の祝いですが、教会では単なる楽しいお祭りとして祝うようなことはありません。それは聖書でもはっきりしていることです。クリスマスは主イエスがお生まれになり、そこから受難が始まっていくからです。クリスマスの物語を書いたマタイによる福音書では、主イエスによる罪の赦しが語られます。「その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである」(マタイ1:21)。ルカによる福音書では、シメオンという老人からマリアがこのように言われています。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」(ルカ2:34-35)。

 これらの言葉通り、イエス・キリストは十字架の受難の道を歩まれました。そして聖書がクリスマス以上に最も強調している十字架と復活へと至るのです。ですからクリスマスはまことの救いが与えられたことを感謝して、「キリスト礼拝」をする祝いなのです。

・マタイによる福音書1:18-25(新p.1)
・ルカによる福音書1:8-20(新p.103)
・ヨハネによる福音書1:1-18(新p.163)、3:16-21(新p.167)

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