松本教会 プロテスタント 日本キリスト教団松本東教会

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祈りとは何ですか?

 祈りは呼吸をすることである、と聞いたことがあります。呼吸とはどのようなものでしょうか。私たちが生きていく上で必要なもの、絶えずしているもの、ごく自然に意識せずにしていることなど、いろいろなことを挙げることができます。これらのことが、祈りにつながっているというのです。

 祈りがこのように特殊のものでないために、信仰の有無にかかわらず、多くの人は何らかの形で祈ったことがあるでしょう。しかしここで重要なのは、私たちが誰に祈っているのかということです。誰でもよいというわけではありません。私たちの祈りの相手である神とはどのようなお方なのでしょうか。主イエスは私たちに、父なる神がどのように祈りを聞いてくださるのかを教えてくださいました。「あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ」(マタイ6:8)。私たちが祈りを向けているお方は、私たちの「父」であり、その父は私たちに必要なものをご存じであると言われたのです。さらに主イエスは、「アッバ、父よ」(マルコ14:36)という祈りをなさいました。「アッバ」とは主イエスが日常的に用いておられたアラム語で「お父ちゃん」という意味です。子どもが最初に覚える言葉であるとも言われています。神と私たちは、それほど親しい間柄なのです。

 父なる神は、子である私たちのことを何でもご存知です。それならばなぜ祈るのでしょうか。すべてをご存知ならば、私たちが祈ったところで何の意味もないと思うかもしれません。それでもなぜ祈るのかというと、神が私たちとのコミュニケーションを求めておられるからです。父が一生懸命、子どものために何かをしようとしているのに、子どもがそっぽを向いてしまったら、父は悲しむでしょう。逆に父が与えようとしている同じものを、子が求めてきたとしたら、父にとってこれほど嬉しいことはありません。このように神は、私たちが神と向き合い、コミュニケーションを取ることを望んでおられます。祈りは神とコミュニケーションを取る一つの大切な要素です。私たちはそのために(祈るために)造られたと言っても過言ではありません。

 祈るとき、最も大切なのは、私たちが父なる神を信頼するということです。父は最も「良い物」(ルカ11:13)を与えてくださいます。祈りの心を教えて下さった主イエスは、「まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。」(ルカ11:13)と言われました。聖霊は神が共にいて下さり、最もよいように導いてくださるということです。神はすでに最もよきものを私たちに与えてくださいました。「御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子と一緒にすべてのものをわたしたちに賜らないはずがありましょうか。」(ローマ8:32)。神が最も大切なものをすでに与えて下さっているのですから、それ以下のものをも与えてくださいます。私たちはこの信頼のもとに、父なる神に祈ることができるのです。

・マタイによる福音書6:5-13(新p.9)
・ルカによる福音書11:5-13(新p.127)
・ローマの信徒への手紙8:31-32(新p.285)

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