松本教会 プロテスタント 日本キリスト教団松本東教会

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聖霊とは何ですか?

 教会では三位一体の神を信じています。父なる神、子なる神(イエス・キリスト)、聖霊なる神の三者ですが、別々の神ではなく、一体である神として信じています。その中で、聖霊なる神とはどんな存在でしょうか。三者の中でも、一番実体として捉えにくい神ではないかと思います。

 旧約聖書には、「霊」という言葉はたくさん出てきますが、「聖霊」という言葉は出てきません。新約聖書にはもちろん「霊」も「聖霊」もたくさん出てきます。この「霊」という言葉ですが、旧約聖書の元の言葉であるヘブライ語でも、新約聖書のギリシア語でも、「風」や「息」と同じ言葉です。風も息も、目に見ることはできません。しかし確かにそこに存在し、働くものです。霊もこれと同じように考えることができます。目には見えませんが、私たちと共に歩んでくださる神として、私たちに働きかけてくださいます。

 それではどのように働きかけてくださるのでしょうか。まずはヨハネによる福音書に記されている聖霊についてお語りになった主イエスの言葉を見てみましょう。「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である。」(ヨハネ14:15-16)。「弁護者」というのは「助け主」「慰め主」とも訳せます。「真理の霊」とも言われていますが、聖霊がまさにこのようなお方だと言われるのです。さらに、「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。」(14:26)とあります。私たちが聖書を読んだり、説教を聴いたりして、その内容を理解したと思うとき、実はそれは聖霊が働いたから分かったことだと主イエスは言われるのです。

 「聖霊」という言葉がたくさん出てくるのが新約聖書の使徒言行録です。かつての口語訳聖書では「使徒行伝」というタイトルでした。ある人はこれを「聖霊行伝」だ、と言いました。聖霊の導きによって、使徒たちが様々なことを「行い」「伝えた」からです。多くの使徒たちが聖霊の働きを受けました。「すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で語りだした。」(使徒言行録2:4)。「そのとき、ペトロは聖霊に満たされて言った。」(4:8)。「ペトロがこれらのことをなおも話し続けていると、御言葉を聞いている一同の上に聖霊が降った。」(10:44)。聖霊なる神は、使徒たちを導いてくださったように、私たちと共におられ、私たちをふさわしく導いてくださいます。

 聖霊を理解する上でとても大切なのは、「聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。」(Ⅰコリント12:3)ということです。「イエスは主である」とは最も短い信仰告白の言葉です。私たちが自分で信仰を持ったと思うときにも、実は聖霊(神)の導きによって信仰を持つことができたのです。聖霊は私たちの信仰のすべてを導いてくださるのです。

・ヨハネによる福音書14:15-31(新p.197)
・使徒言行録2:1-12(新p.214)
・コリントの信徒への手紙一12:1-11(新p.315)

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